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  • 櫻間右陣

新春の御挨拶



新年明けましておめでとうございます。


崇敬社の東京千駄ヶ谷鳩森八幡宮の東京都の有形民俗文化財でもある立派な富士塚に面した能楽殿にて、年越しの初謡初舞の奉納を終え又新たな一年の始まりを迎えました。


本年は櫻間會に取りましても飛躍の歳と致したく存じます。


4月1日には先代故櫻間金太郎師の三十三回忌追善能を国立能楽堂にて開催を致します。

先代の教えを受け又、其に連なる者達が集い泉下の師に手向けの舞台を勤めます。


5月には二つの薪能を控えております。


一つは長年承って居りました横浜市金沢区の称名寺薪能がコロナ禍の影響で昨年、一昨年と屋内開催を余儀なくされて居りましたが、本年は称名寺に戻り屋外での開催の運びとなり出演者の立場からも舞台の成功に向け心引き締め望まなければと思っております。


もう一つは同じく長年承って勤めて参りました鳩森薪能です。

此れは八幡宮の能楽殿を生かした地元に密着した薪能で御座います。

コロナ禍に有っても地元の薪能を愛する方々に支えられ開催日を変更したりと様々な工夫で休みなく続けて、本年は第22回と回を重ねて参りました。文化に造詣の深い千駄ヶ谷の地の多くの方々に改めて感謝を申し上げます。


毎年8月に横浜能楽堂にて催しております平家物語の世界《語りの伝承》も第26回を迎え本年も狂言に野村萬斎氏、平家琵琶(平曲)に須田誠舟氏の御出演を賜ります。


三十三回忌の節目の年に先代の教えに立ち返り、和歌としての美しい日本語を生かす謡を基に、舞を生かす謡、謡を生かす舞を一人でも多くの方々に御覧頂ける様に一つ一つの舞台を大切に勤めて参りたいと思っております。


コロナ禍の伝統芸能に厳しい社会情勢の中、昨年同様のお力添えを賜りまして本年も無事に乗り切れますよう宜しくお願い申し上げます。


また櫻間會は昨年11月に『一般社団法人 櫻間會(非営利)』として認可され設立致しました。


今後は法人として新たな歩みをして参ります事をご報告申し上げます。


令和5年 癸卯 元旦


櫻間 紋理右陣


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